ドコモから格安SIMにMNPする際の注意点は?
2016/10/14
現在ドコモを契約していて、月額料金に不満がある方はたくさんいらっしゃると思います。
そんなときに検討するのが格安SIMへの乗り換えですよね。
この記事では、ドコモから格安SIMに乗り換える際にどんなことに気をつければいいか、つまり注意点について解説しています。現在乗り換えを考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
ドコモ | 必要金額 |
---|---|
MNP予約番号発行手数料 |
2000円(通常) 5000円(新規契約から90日以内) |
2年縛り途中での契約解除料 | 9500円 |
分割支払金の残債 一括0円購入時の違約金 |
それぞれ必要な金額 |
MNP先のMVNOの初期費用 | 数百円~3000円程度 |
ドコモから格安SIMに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなる
ドコモから格安SIMに乗り換えると様々なことが変わりますが、一番大きな点はキャリアメールが利用できなくなることです。
格安SIMに乗り換えるということはドコモの回線を解約するということですので、自動的にドコモメールの利用は不可能になりますのでご注意ください。
乗り換えずにガラケーに契約変更するのであればドコモメールを維持しつつそれをスマホ側で受信することも可能ですが、MNPの場合はそういったことは基本的にできません。
格安SIMではメールアドレスを付与される場合がありますが、多くはPCメールという扱いになっていて、携帯電話のメールアドレスに送信しても受信されないケースが多いという欠点があります。
唯一、UQ mobileのメールアドレスは携帯電話でも通常設定のままで受信可能です。キャリアメールと同様のものがが必要である場合はこちらを検討してみることをおすすめします。
カケホーダイは基本的に格安SIMでは提供されていない
ドコモでスマホを最近契約したという方は、自動でカケホーダイになっていますよね。また、カケホーダイライトを契約しているという方もいらっしゃるでしょう。
格安SIMの場合、完全に無制限のカケホーダイプランを提供しているMVNOは無いと考えてしまってかまいません。
カケホーダイライトと同様の、5分以内の通話がかけ放題になるオプションサービスであれば楽天モバイルなどのMVNOが提供しています。
今までカケホーダイでたくさん長電話をしていたという方は、これを機に通話について見直すのも良いかもしれませんね。
例えばSkype同士やLINE同士、そしてIP電話同士での通話にはお金が掛かりませんので、相手もスマホを利用しているのであればそういったアプリを利用してみることをおすすめします。
端末はそのまま現在使っているものを利用できる
ドコモからMNPするにあたっての最大のメリットは、基本的に現在契約して利用しているスマホやモバイルルーター、タブレットが全てSIMカードを入れ替えるだけで利用可能になるということです。
これは他のキャリアではなし得ないことですので、大きな魅力となります。現在利用しているキャリアがドコモであるという方は、この点は費用も節約できますし大変お得ですね。
乗り換えの際に手数料がかかることに注意する
ドコモでは、MNPに必要なMNP予約番号の発行に2000円かかります。そしてもしもドコモを新規契約してから6ヶ月以内にMNPする場合は6000円必要となりますので、注意しましょう。
2年縛りの期間内であればこれに加えて9500円の違約金がかかり、加えて端末を分割購入している場合はその残額、端末購入サポートによる一括0円での購入ならばその違約金がかかります。
ドコモを解約してもdアカウントがあればポイントが残る
ドコモは、契約者以外にも様々なサービスを開放しているという変わった特徴があります。
例えばdマガジンやdTVといったサービスはドコモ以外のキャリアの方であっても利用できます。
そういったこともあってか、ドコモでdアカウントを作っている方はもしMNPで解約したとしてもアカウントがそのまま残り、今までに獲得したポイントについてもそのまま残ります。
残ったdポイントはローソンなどのdポイントを扱っているお店で使うことができますので、覚えておきましょう。
ちなみに、dカードというドコモのクレジットカードについてもドコモ解約後もそのまま利用できます。
MNPする際は現在利用しているスマホをSIMロック解除しておくことがおすすめ
ドコモの端末は、基本的に格安SIMのほとんどでそのまま利用することができます。しかし、SIMロックを解除しておけばメリットがありますので、ぜひSIMロックを解除してから解約することをおすすめします。
SIMロックを解除して端末をSIMフリーにしておくと、海外に出かけた際に現地のSIMカードを入れて通信ができる場合があります。
また、周波数が対応していればドコモ回線ではなくau回線を利用する格安SIMでも通信ができることもSIMロックを解除しておくことで得られるメリットです。
ただし、SIMロックは解除可能な端末と不可能な端末がありますし、購入から一定期間が経たないとSIMロックを解除する手続きを行うことができません。
2011年4月から2015年4月に発売された機種では、SIMロックに対応していればドコモショップに行くことで3000円でSIMロックを解除できます。
2015年の5月以降のものである場合は、購入から6ヶ月過ぎていればSIMロック解除をパソコンからならば無料、電話やドコモショップからならば3000円で行えます。
ちなみにドコモを解約した後でも、3ヶ月以内であればドコモショップで3000円を支払うことでSIMロックを解除できます。
まとめ
ドコモは端末を格安SIMのほとんどでそのまま使えるため、比較的注意点が少ないキャリアです。
二年縛りの違約金や端末の残債にだけ注意が必要ですが、あとはとくに注意する点は無いと考えて良いでしょう。
MNP予約番号の発行手数料も他社より安価であるため、格安SIMへの乗り換えにおすすめのキャリアです。