iPhone SEがアメリカの顧客満足度調査でナンバーワンに!!高スペックが高い人気にはならないかも?
・最新バージョンが必ずしも消費者のニーズにあらず?
日本の場合、最新の機種が登場すると高い関心が集まります。しかし世界の動向を見ると、最新バージョンの機種が必ずしも高い人気があるとは限らないようです。そのことが今回、アメリカの調査で判明しました。
2017年5月にASCIと呼ばれる指標を使ったスマホの各機種の顧客満足度調査がアメリカで実施されました。2017年4月までの1年間にわたって3万6194人を対象に調査を行いました。コメントを点数化する形でランキングを出しているのですが、その中で首位の座を獲得したのがiPhone SEです。
iPhoneがほしいけれども…
世界的なニーズを見ると、iPhoneは高い需要を維持しています。しかしユーザーにとって不満もあるようで、その中でも大きいのが「価格が高すぎる」というものです。その高いiPhoneシリーズの中でも比較的リーズナブルな価格で提供されているのが、iPhone SEです。
iPhone SEは日本で5万円を切る価格でしばしば販売されています。例えばiPhone7を見ると、8万円台から大容量のものだと10万円を超えるような価格の機種も見られます。このような別バージョンと比較すると、手ごろな価格といえます。
今回の結果で、消費者は高いお金を出してまでハイスペックの機種を必ずしも求めていないことがわかりました。廉価のiPhoneということで、iPhone SEは高い満足度を得られたわけです。
根強い人気のある小型ディスプレイ
街行く人が持っているスマホを見ると、大きめのサイズの機種を使っている方が多いと思いませんか?
その一方で日本でもそうですが、世界的には4インチのコンパクトサイズのスマホが根強い人気があります。iPhone SEはまさにこの4インチのディスプレイに該当する機種です。こちらも人気の要因の一つです。
外出するときにスマホを持っていくのであれば、コンパクトな機種のほうが使い勝手がいいでしょう。大きめのスマホの場合、ポケットに入れにくいのでカバンなどに入れている人もいるでしょう。
しかしiPhone SE程度のサイズであれば、すんなりポケットの中に入れられます。外出する際に持ち運びやすいです。
またiPhone SE程度のサイズであれば、比較的手の小さい女性でも片手で操作できるはずです。今の5インチを超えるディスプレイだと、成人男性でも片手の操作は難しいのではありませんか?片手で操作できると、例えば移動中などのちょっとした時間を使ってスマホを活用できます。
ディスプレイが小さいので、文字は見にくいかもしれません。しかしそれほどネットを利用しない人であれば、小さくて携帯しやすいiPhone SEのほうが便利と感じるでしょう。
廉価でもスペックは十分
ハイスペックの機種と比較すると劣るものの、それでもiPhone SEは価格の割には高い能力を有しています。iPhone SEにはA9プロセッサを搭載しています。A7プロセッサと比較すると、2倍以上の性能を有しています。
外でデータ通信をする際には、Wi-Fiを利用することも多いでしょう。このWi-Fiの通信速度が向上していて、外でもネットにつながりやすいのも満足度の高い理由です。
3D Touchが搭載されていなくても…
iPhone SEのデメリットとしてしばしば指摘されるのは、3D Touchの搭載されていないことです。3D Touchはホーム画面から素早く電話を掛けられる、メール・リンク先・カレンダーをチラ見できるなどのメリットがあります。
しかし実際のiPhone SEのユーザーの体験談を見ると、3D Touchが絶対に必要かというと決してそうではないようです。3D Touchがなくても普通にスマホを使っている分にはあまり不便さはないという意見がネットでも多く投稿されています。コスパという視点を見てみると、iPhone SEの満足度はやはり高いようです。