格安SIMのあれこれ【MVNO】

2015年5月のSIMロック解除義務化でなにが変わる?

2016/06/10


好きな機種と好きなキャリアを自由に組み合わせることができる!

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2014年10月31日に総務省は「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正案を発表しました。

これにより2015年5月から携帯電話の番号の元になっているSIMカードのロックが解除されることになります。これはどういうことかというと、これまでの日本では携帯電話の3大キャリアであるNTTドコモ、ボーダフォン、auで携帯電話端末を購入し、そのキャリアのサービスで電話をしていたものが、持っている携帯電話で好きなキャリアを選んで使えるようになった、というわけです。

実はこれは日本以外の国のほとんどでは当たり前のことで、日本だけが特殊だったものが国際基準になったという話でもあります。すでに日本でも外付け用のSIMカードとそれを挿入するSIMスロットを備えた携帯電話端末が出ていましたが、ほとんどがSIMロックといって、そのキャリアでしか使えないようにプログラミングされていました。今回の法案はそのロックが違法となるということなのです。

メリットは単純に好きな機種と好きなキャリアを自由に組み合わせることができる点にあります。これまではキャリアごとにメーカーが携帯機種を分けていたので、この機種をあのキャリアで使いたい!と思ってもできなかったことが、2015年5月から100%の端末でできるようになります。これにより携帯電話の市場も大きく変わることでしょう。

SIMロック解除でなにか問題は起こるのか

SIMロックの解除で問題が起こるのかというと、少しだけ懸念材料があります。まず、携帯メーカーが用意していたサービスの一部が利用できなくなる可能性があります。

これまでは端末メーカーが開発時に販売するキャリアのサービス――例えば音声サービスなどですが、別料金がかかっていたり、周波数によって利用できないなどが起こる可能性があります。

また、これまで使っていた携帯電話端末のSIMロックの解除はどうなるのかも不透明です。まさに旧型の端末は他社のSIMでは受けられないサービスが出るのはほぼ間違いありませんし、使い勝手が悪くなる可能性もなくはありません。

MVNO市場の影響

MVNO市場は間違いなく活況を迎えるでしょう。MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、仮想移動体サービス事業者のことです。

大手キャリアの無線通信基盤を借りた小さな通信事業者が独自のサービスを加えて提供しています。キャリアと直接契約するよりも割安なモバイル通信サービスが利用できるので格安SIMとも呼ばれ、SIM自由化でさらに発展することでしょう。

ただ、ここで懸念するのは携帯市場の自由化がさらに進むので、中国や韓国などの激安携帯端末メーカーが参入し、トラブルになる可能性の考えられます。東南アジアなどでも中国製の端末は安くて人気ですが、ときどきバッテリー爆発事故を起こしたり問題も少なくありません。市場が変わることで、多少のリスクもありえるということです。

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