イオンモバイルの速度・プラン・料金・他社との比較まとめ
2017/07/24
2016年2月26日からサービス提供を開始した格安SIMサービスが、イオンモバイルです。イオンでは従来からスマートフォンと格安SIMとのセットサービスを行っていたのですが、それまで提供していた格安SIMは実際にはSo-netやb-mobileやBIGLOBE SIMなどが提供するものでした。イオンでは従来はあくまでも代理店として、格安SIMサービスの提供を行っていたのです。現在のイオンモバイルでは他社の代理店としてではなく、格安SIMの提供をイオン自体が行っていますし、またイオンモバイル独自の料金体系によりサービスの提供を行っています。
データ通信sim | 音声通話sim | 最安でのデータ容量 | |
---|---|---|---|
![]() イオンモバイル |
480円~ | 1130円~ | データSIM:1GB 通話SIM:500MB |
店舗が多いので直接相談したい場合など便利(離れて住んでいる親などにも安心か) 店舗に出向けば即日でのMNPも可能 設備は大手のIIJmioと同じなためスピード・安定度なども安心 プランが豊富で選びやすく、全体的にコスパも良い |
目次
イオンモバイルの概要・特徴は?
大手スーパーであるイオンがついにサービスを開始した、格安SIM事業。この記事では、イオンモバイルの概要・特徴について解説していきたいと思います。
他の格安SIMと比べても、特に契約までの敷居が低いイオンモバイル。その魅力について、知っていただければ幸いです。
イオンモバイルは、全国のイオンで契約可能
イオンモバイルの最大の特徴であり魅力は、全国のイオンのスマホコーナーで契約することができるということです。
新規契約もMNPも、基本的にはその日のうちに手続きを終えることができますので、近所にイオンがあればすぐに契約できるという点で敷居が低いことがうれしいポイントですね。
多くの格安SIMは、大型の家電量販店に行くかネットでの契約が主流です。大型家電量販店は地方に住んでいる人の場合なかなか行くことができませんよね。
また、ネットでMNPをした場合は不通期間が数日間生じてしまう場合もありますが、イオンモバイルなら当日中に新しいSIMカードを受け取れる場合がほとんどですので、不通期間は数十分~数時間程度となるでしょう。
契約までの敷居の低さが、イオンモバイルの魅力です。
イオンモバイルはdocomo回線である
イオンモバイルは、docomo回線を利用した格安SIMです。docomoの回線ですので、全国のほとんどで繋がります。
また、docomoのスマホを現在所有しているのであれば、新しい端末を購入しなくてもそのまま今持っているスマホで通信を行えますので、出費を抑えられますね。
auやSoftBankユーザーの方は、SIMフリー端末か中古のdocomo端末を購入する必要がありますので、注意しましょう。
イオンモバイルは料金プランが豊富で、価格が安い
イオンモバイルは、料金プランが豊富であることも特徴です。500MBから50MBまでという非常に幅広い通信量のプランがありますので、様々な利用形態に対応できるのは嬉しいポイントですね。
特に30GB、40GB、50GBのプランは、なかなか用意されている格安SIMがありません。30GBプランならば音声通話プランで7980円となっており、キャリアの同価格帯における通信量と比べて6倍近く通信ができます。
自宅に固定回線が引けず、WiMAXなどを利用するのは煩わしいという方は、30GB以上のプランをイオンモバイルで契約すると便利かもしれませんね。
4GB以上のプランの場合、音声通話プランの月額料金に200~300円ほど追加すればシェアSIM(データSIM2枚)が利用できますので、複数の端末で同じ回線を利用することもできますよ。
イオンモバイルの中でも特に多くの方が契約することが考えられる4GBプランは、データSIM980円、音声通話SIM1580円です。
IIJmioなどのその他の格安SIMはデータSIM900円、音声通話SIM1600円程度で3GBという価格設定ですので、4GBでほぼ同価格ということはかなり魅力的と言えるでしょう。
特に音声通話プランは割安です。
イオンモバイルには、縛りがない
イオンモバイルは、データSIM、音声通話SIM共に最低利用期間が存在しません。
音声通話SIMに最低利用期間が設定されていないということは、なかなか珍しいことです。もしも使い勝手が自分には合わなかったという場合でも、気軽に解約できるのはユーザーにとってありがたいことですよね。
ただし、MNP転出を行う場合は180日過ぎていない場合、通常のMNP転出手数料3000円に加えて5000円ほど金額が上乗せされます。この点は注意しましょう。
これを縛りととらえてもわずか半年程度ですので、十分安いと考えられます。
サポートが充実しているので、初心者にも安心
イオンモバイルはサポートが充実しています。
全国のイオン店舗で契約手続きができるだけでなく、月額150円でセキュリティサービスを受けることができたり、月額300円で年中無休の電話サポートを受けられたり、月額350円で端末の補償を受けられたりします。
さらにこの3つを全てセットにして月額600円の「イオンスマホ安心パック」として契約することも可能となっていますので、スマホ初心者やサポートの充実を求める方も安心ですね。
イオンモバイルでは、契約と同時にスマホを購入することもできる
イオンモバイルでは、SIMフリースマホの販売も行われています。取り扱われているスマホは1万円台で購入できる安価な機種から、ソニー製のXperia J1 CompactやVAIO Phone、P9のような高級端末まで幅広いことが特徴です。
また、店舗限定で大幅な割引セールが行われることもあります。
この他に、イオンカード会員やWAONでの支払いで初期費用や端末価格が割引になるなどのキャンペーンが行われることもありますので、スマホの購入や契約をお得にできることもイオンモバイルの魅力と考えられるのではないでしょうか。
高速通信のオン・オフや、残量の繰り越しにも対応している
イオンモバイルは、高速通信のオン・オフや残量の翌月末までの繰り越しにも対応しています。
アプリが存在しないため、WEBサイトから設定を行わなければ高速通信の切り替えができないという点はいささか不便ではありますが、この機能を利用すれば通信料を節約することができます。
動画視聴など、速度が必要な場面以外は200kbpsの低速回線に切り替えて利用すれば、通信量を月額料金の安い500MBや1GBで契約していても、上手くやりくりできますね。
イオンモバイルの概要・特徴▼まとめ
イオンモバイルは、料金の安さと契約の敷居の低さが魅力的な格安SIMです。
格安スマホに乗り換えたいけれど、どうしていいかわからない。そういった方は、ぜひイオンモバイルに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
価格や最低維持費は?イオンモバイルのプラン紹介
容量 | 月額料金(データ) | 月額料金(音声) | シェアプラン |
---|---|---|---|
500MB | 1130円 | ||
1GB | 480円 | 1280円 | |
2GB | 780円 | 1380円 | |
4GB | 980円 | 1580円 | 1780円 |
6GB | 1480円 | 1980円 | 2280円 |
8GB | 1980円 | 2680円 | 2980円 |
12GB | 2680円 | 3280円 | 3580円 |
20GB | 4980円 | 5980円 | 6280円 |
30GB | 6980円 | 7980円 | 8280円 |
40GB | 9980円 | 10800円 | 11100円 |
50GB | 13800円 | 14800円 | 15100円 |
格安SIMの中には、料金プランが少なく、選べる容量が少ないものもたくさんあります。「その中間の容量が契約したいのに!」という気持ちになることも、よくありますよね。
しかしイオンモバイルは、格安SIMの中でも容量プランが幅広く設定されています。
イオンモバイルでは他社で多く展開されている容量の中間のプランがたくさん存在していますので、容量でお悩みの方は要チェックの選択肢と言えるのではないでしょうか。
それでは、価格や最低維持費について確認していきましょう。
イオンモバイルには、音声プランにのみ500MBプランが存在する
イオンモバイルの最低容量は、500MBです。しかし、これは音声プランにしか存在しない容量となっています。
データSIMの場合は最低1GBプランからの契約となります。1GBプランは、480円です。これはDMM mobileと同じ価格設定ですので、とても安いと言えるのではないでしょうか。
最低維持費は、データプランなら480円、音声プランなら500MBプランの1180円ということになるでしょう。
090の電話番号で通話ができて1180円という金額は、キャリアのガラケーにおける料金プランに匹敵する安さではないでしょうか。
イオンモバイルには最低利用期間がありませんので、500MBプランを契約してすぐに解約したとしても違約金がかかりません。この点はガラケーをキャリアで契約するよりも優れていますね。
イオンモバイルは大容量プランの種類が豊富
イオンモバイルでは、大容量のプランがたくさん展開されています。
IIJmioを例に挙げると、最高が10GBプランです。この他にも、多くの格安SIMが10GB前後を容量プランの頂点に設定しています。
ただしDMM mobileは、最高20GBプランを設定していました。この他にもいくつか、10GB以上の容量を設定している格安SIM自体は存在しています。
イオンモバイルでは、なんと30GB、40GB、50GBというとてつもない大容量プランを設定しています。
月額料金は最大の50GBならばデータSIMでも13800円という大きな金額になってしまいますので、あまり契約する人はいらっしゃらないかもしれません。
しかし、選択肢としてこういった大容量プランが用意されているのはかなり魅力的であると言えるのではないでしょうか。
キャリアでは8000円近く支払って5GB程度しか使うことができない中、イオンモバイルならば7980円で30GB通信を行えます。
20GB以上のプランは容量を気にせず動画を見たり、テザリングでパソコンを使って通信をしたりするのにも向いていますね。
イオンモバイルにはシェアプランも用意されている
イオンモバイルには、音声通話SIM1枚+データSIM2枚という構成のシェアプランも用意されています。
4GB以上のプランでシェアSIMを利用できます。
音声通話SIM1枚で契約した場合とは200~300円しか料金に差がありませんので、複数台SIMカードを入れられる端末があるのであれば、シェアプランの契約をおすすめします。
イオンモバイルの容量設定は、偶数がほとんど
イオンモバイルの特徴として挙げられることは、容量が1GBプランを除いて偶数で設定されているということです。
格安SIMは、5GBや7GBというような奇数の容量を設定している場合が多いですよね。
しかし、イオンモバイルの場合は偶数です。これにどんなメリットがあるかというと、他社のプランを検討した際にこれでは物足りないのでもう1GBだけ多い方がいい…という場合に選択肢として入り込めるということです。
例えば7GBだとキャリアでいつも使い切ってしまっていたという方は、8GBプランを選べば容量を後から追加する必要がなくなって便利ですよね。
しかし、容量をあまり使わない人からすれば、中途半端に毎月容量が余ってしまうのはもったいないと感じてしまうかもしれません。
余った容量は翌月末まで繰り越しが可能ですので、あまり無駄になることはありませんが、気になる方は気になるのではないでしょうか。
おすすめは4GBプラン
イオンモバイルのプランにおける最大の特徴でもある4GBプラン。イオンモバイルを契約したいけれど、どの容量を選べばいいのかわからないという方にもまずおすすめしたいのが、4GBプランです。
イオンモバイルの4GBプランは、料金設定がなんと他社の3GBプランとほとんど変わりません。
IIJmioの3GBプランはデータ900円、音声通話1600円です。一方、イオンモバイルの4GBプランは、データ980円、音声通話1580円となっています。
音声通話ならばむしろ20円もIIJmioの3GBプランより安いという不思議なことになっていますよね。これはとてもお得です。
3GBプランを今まで契約していたけれど、たまに通信量を使い切ってしまっていたという方は、イオンモバイルを選ぶことで通信量を使い切ることがなくなり、むしろ料金が安くなるということがあるかもしれませんよ。
イオンモバイルの価格や最低維持費▼まとめ
イオンモバイルの料金プランはかなり特殊です。
通信量がたくさんのプランを契約したいという方や、今まで他社では通信量を使い切って少しチャージをしていたという方は、とても満足できるのではないでしょうか。
500MBや1GB、2GBといった少量のプランも用意されていますので、あまりスマホを使わないという方にもおすすめです。
イオンモバイルの通信速度を解説!実測や安定度、評判は?
店頭で契約することができるため、契約までの敷居が低いイオンモバイル。しかし、契約までが簡単だったとしても速度が遅いのであれば意味がありませんよね。
また、回線の安定度も重要です。イオンモバイルの実測や評判について詳しく解説していきたいと思います。
契約を検討しているという方は、ぜひご覧ください。
イオンモバイルのMVNEはIIJとされている
イオンモバイルは、IIJをMVNEとする格安SIMです。
MVNEとは、回線設備を提供する会社のこと。つまり、同じくIIJの回線を利用して運営されているIIJmioやDMM mobileとイオンモバイルは、回線速度の傾向的にかなり近しい存在であるということになります
際だって高速ということはないものの、評判的にはそこそこ良いIIJmioやDMM mobile。MVNEが同じということもあり、この情報だけを見ればイオンモバイルも、速度面で期待できます。
混雑していない時間帯のイオンモバイルの回線速度は、平均的
さて、イオンモバイルの平常時の実測ですが、平均的です。
他の格安SIMの回線速度と同程度か、やや遅い程度の間を行ったり来たりしているという傾向で、とくに不満も生まれなければ、他の格安SIMに勝っていると感じられることもありません。
IIJmioやDMM mobileと同じような数値が出ることが多く、やはりMVNEが同じであるということは明確です。
早朝や深夜は速度が10Mbpsを超えることもありますが、ある程度人が利用している時間帯であれば10Mbpsという数値はなかなか出ません。
しかし、利用にストレスを感じるような速度になることも、混雑時以外はありません。この点を踏まえて考えれば、安定度が高いということになりますね。
混雑時は、やはり速度が遅くなる
イオンモバイルもまた、混雑時は他の格安SIMと同様に速度が遅くなってしまいます。
特にイオンモバイルの場合、同じMVNEのIIJmioやDMM mobileよりも少し速度が遅くなってしまう傾向にあります。
これは一体どういうことなのかということですが、考えられるポイントに「イオンだから」ということが挙げられるのではないでしょうか。
イオンモバイルは全国のイオンで気軽に契約できるのに対し、IIJmioはビックカメラなど、DMM mobileはネットのみでの契約です。
IIJmioやDMM mobileはある程度ネットに詳しい人が契約することが多いということが考えられるのに対し、イオンモバイルは気軽に誰でも契約できるため、契約者数がどんどん増えていっている結果、速度で少し後れを取ってしまっている可能性が考えられますよね。
ちなみにIIJmioはイオンでも契約できるのですが、現在はイオンモバイルの登場で店舗の隅に追いやられてしまっています。
イオンモバイルの普及は、今後もさらに進んでいくことが予想されます。回線設備の増強が行われなかった場合は、さらに速度が低下していってしまうことが考えられます。
イオンモバイルの利用における評判は?
イオンモバイルの評判は、可もなく不可もなく、どちらかといえば可といったところでしょう。
まだイオンモバイルがスタートしたばかりの春頃にはとても評判が良かったイオンモバイルですが、今はそこまで好評というわけではありません。
イオンモバイルは契約の敷居の低さがメリットであり、速度はそこまで重要視されていないという印象があります。
速度が求められる作業、例えばかなり高画質な動画を見たり、そこそこ大容量のアプリをインストールしたりするという場合にはストレスを感じるかもしれませんが、それは多くの格安SIMも同じことです。
イオンモバイルは、格安SIMとしてはとくに問題はないので、選択肢としては十分問題ないのではないでしょうか。
イオンモバイルの際立って優れている特徴で契約のしやすさ以外に挙げられることは、料金プラン設定の安さです。
安さと速度を秤にかけて、自分がどちらを優先するか考えてみましょう。安さが魅力的であれば、イオンモバイルはとてもおすすめできます。
しかし、速度が速いことを求めるのであれば、Y!mobileやUQ mobileといった速度の速さがアピールポイントの格安SIMを選ぶことをおすすめします。
なお、イオンモバイルには専用アプリがないという欠点があります。低速回線に頻繁に切り替える方は、注意しましょう。
イオンモバイルの通信速度・安定度・評判▼まとめ
イオンモバイルの安定度は高めです。しかし、実測がとても優れているということはなく、問題なく利用できるという程度に収まっています。
問題なく利用できるということ自体、格安SIMの中では比較的素晴らしいことですので、契約する価値は十分にあるのではないでしょうか。
ただし爆速!ということはありませんので、とにかく速度を求める方は他の格安SIMを選んだ方が良いでしょう。
イオンモバイルご利用の注意点!デメリットや解約方法も解説
イオンモバイルは契約の敷居が低い便利な格安SIMですが、いくつかデメリットも持ち合わせています。
契約にあたっては、デメリットを知っておくことも大事ですよね。
次に、イオンモバイルのデメリットについて詳しく解説していきます。
また、解約方法についても解説しますので、解約を検討しているという方も、ぜひご覧ください。
イオンモバイルは速度の切り替えに手間がかかる
イオンモバイルは、契約までの敷居がとても低いという点で魅力的な格安SIMです。しかし、契約後の利用については不便な点があります。
イオンモバイルでは、低速回線に切り替えて運用することで、高速通信量を節約することができるという嬉しい機能が存在します。
この点はとてもユーザー目線が感じられて素晴らしいのですが、残念ながらこの機能は、マイページからの利用に限られます。
つまり、アプリを利用するなどして簡単に切り替えられないため、低速回線から高速回線に戻すときなどにとても時間がかかってしまいます。
今後アプリが提供される可能性はありますが、現時点では提供されていないため、不便であると言わざるを得ません。
ただし、イオンモバイルは4GBプランなど、他社よりも1GB多くなおかつ料金設定は抑えめのプランもたくさん用意されていますので、低速回線を利用しないということであれば、この点は大きなデメリットにはならないかもしれません。
イオンモバイルは、イオンカードでの支払い以外では端末の分割購入に金利がかかる
イオンモバイルで端末を購入する際、イオンカード以外で支払う場合は端末の分割購入に対して、金利が発生してしまいます。
当たり前のことではありますが、イオンカードが優遇されているということですので、イオンカードを持っていない方は一括購入が前提となってきますよね。
この点は注意しておくことをおすすめします。
他の格安SIMのようにパッケージが販売されていないので、初期費用が満額かかる
イオンモバイルは、イオンの店舗かネットでの契約となります。
IIJmioやDMM mobile、mineoなどでは、パッケージがネット通販で格安で販売されており、これを購入すれば初期費用がかからなくなるというとても魅力的なシステムが用意されています。
しかし、イオンモバイルでは残念ながら、とくにこのようなパッケージは用意されていません。
初期費用の3000円という金額は、格安SIMを利用するにあたってかかる出費としては、月額料金が1000円台に収まることが多いということもあり、大きいものですよね。
イオンモバイルでは初期費用を抑えることはできません。この点も注意しましょう。ただし、イオンモバイル以外にもパッケージが存在しない格安SIMはたくさんありますので、そこまで問題があるというわけではありません。
支払い方法がクレジットカードしかない
イオンモバイルの支払い方法は、クレジットカードしかありません。これは、契約までの敷居が低いというイオンモバイルの特徴に反しているのではないでしょうか。
OCNモバイルONEなどでは口座振替での契約ができますが、イオンモバイルではクレジットカードしか選ぶことができませんので、持っていない方はイオンモバイルを契約することができないということに注意が必要です。
カードを作って契約したいという場合は、やはりイオンカードを作るという方法がベストですね。
イオンモバイルは電話でしか解約できない
さて、イオンモバイルの解約方法について解説していきたいと思います。
イオンモバイルは、電話でしか解約することができません。これは非常に大きなデメリットと言えるのではないでしょうか。イオンモバイルの利用における、最大の難点かもしれませんね。
イオンモバイルお客様センターに電話をすることで、解約手続きができます。同じく大手のMVNOである楽天モバイルもこのように電話のみでの解約という方式になっていますので、イオンモバイルが電話のみで解約となっているのは大手の宿命なのかもしれません。
電話でしか解約できないというハードルの高さがある代わりに、イオンモバイルは月額料金が安かったり、最低利用期間が短かったりします。
お客様センターは年中無休ですが、10時30分から19時30分までという限られた時間帯でしか利用することができませんので、注意しましょう。
イオンモバイルに最低利用期間はないが、MNP時は要注意
イオンモバイルには、最低利用期間がデータ、音声を問わず存在しません。
しかし、MNP転出手数料は、契約期間によって変わってきます。
契約から180日以内にMNPをする場合は、8000円のMNP転出手数料がかかります。それ以降であれば3000円という一般的な金額ですので、半年以内にMNPする場合は解約金が5000円かかるということと同義です。
もっとも、キャリアでは2年以内に解約すると10000円近い解約金がかかりますので、それに比べれば8000円でも十分安いということが考えられますね。
イオンモバイルの注意点や解約方法▼まとめ
イオンモバイルには、いくつかの利用における注意点があります。
ただし、その代わりに月額料金の安さや、比較的快適な回線といったものが提供されていますので、バランスは取れているのではないでしょうか。
注意点の中でも、解約が電話でしか行えないという点は、注意が必要です。
イオンで契約できるイオンモバイルは、こんな人におすすめ!
格安SIMの中でも話題のイオンモバイル。契約を検討しているという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、イオンモバイルを契約するにあたって、どういった人におすすめなのかを解説していきたいと思います。
イオンモバイルは大手企業の格安SIM。しかしイオンモバイルは比較的独特な格安SIMですので、この記事を読んで契約するかどうかを考えてみることをおすすめします。
ネットでの契約が苦手な方は、イオンモバイルがおすすめ
イオンモバイルの契約が最もおすすめな人は、ネットで契約する方法がよくわからず、店頭で手続きを終えたいという人です。
イオンモバイルは、全国のイオンで契約手続きができます。契約すればその日のうちに、新規契約もMNPも可能です。
イオンモバイル開始当初は大混雑により、数週間以上にわたって契約が行えませんでしたが、現在は数時間程度で手続きが完了します。イオンを見ている間に開通が終わりますので、休日にイオンに行けば大丈夫ということですね。
契約にはクレジットカードと本人確認書類、MNPする場合はMNP予約番号も必要となります。これらを持っていけばすぐに契約できるので、格安SIMに乗り換えたいけれどネット契約は手間であるという方は、ぜひイオンに行ってみてはいかがでしょうか。
できるだけ大容量のプランを契約したいという方には、イオンモバイルがおすすめ
大容量のプランが数多く展開されているイオンモバイル。20GB、30GB、40GB、50GBといったプランは、なかなか他の格安SIMでは契約できません。
WiMAXなどのモバイルルーターを利用するのは煩わしい、固定回線を引けないといった理由があり、大容量プランを契約したいと考えている方は、イオンモバイルを契約してみてはいかがでしょうか。
これらの大容量プランは月額料金が高めですが、固定回線やモバイルルーターの代わりと考えれば、そこそこお得な料金設定です。
シェアプランがありますので、タブレットとスマホで回線を共有できるのも魅力的ですね。
月額料金を安く抑えたいという方には、イオンモバイルがおすすめ
月額料金が安いプランもたくさん展開されているのがイオンモバイルです。
音声通話プランであれば、500MBプランを選ぶこともできます。
イオンモバイルでは低速回線を利用することができるため、切り替えながら使うのであれば、500MBプランであっても十分快適に利用できるのではないでしょうか。
データプランであれば、1GBプランが480円という、DMM mobileと同額で利用することができます。
ポケモンGOなど、ゲームのために契約するSIMとしてもイオンモバイルは優秀ですね。
そして、4GBプランがデータなら980円、音声SIMでも1580円という破格で契約できることもイオンモバイルのメリットとして挙げられます。
他の格安SIMやキャリアの3GBプランでは通信量がギリギリだったという方は、イオンモバイルの4GBプランを他社の3GBプランとほとんど同じ料金で利用できますので、お得です
端末をセットで購入したい場合は、イオンモバイルなら店頭で端末を確認できる
イオンモバイルは、キャリアのように店舗が存在する格安SIMです。イオンモバイルは、イオンの携帯電話販売コーナーで契約することが可能となっています。
そしてイオンの携帯電話コーナーでは、イオンモバイル契約時にセット購入できる端末が展示されている場合があります。
P9やXperia J1 Compactなどの端末が実際に触れる状態になっているため、契約時に端末を購入したいという場合はどんな使い心地なのかを確認できるため、とても便利です。
楽天モバイルも同様のことを行っていますが、ショップの多さという点ではイオンモバイルの圧勝と言えるのではないでしょうか。イオンモバイルは全国のイオンで展開されていますので、多くの方が実際に足を運ぶことができます。
音声通話SIMを契約して、すぐに解約したい場合もイオンモバイルがおすすめ
音声通話SIMを契約し、すぐに解約するという用途でも、イオンモバイルは魅力的です。
例えば普段は子供に携帯電話を持たせていないけれど、遠くに外出する機会があるのでその時に一度持たせておきたいという場合、イオンモバイルならば最低利用期間がないため、問題なくイオンモバイルのSIMカードを入れたスマホを渡して利用させることができます。
連絡用ということで維持費を抑えたい場合、500MBプランならば1180円から利用できますので、キャリアで2~3年縛りのガラケーを契約するよりお得です。
ゲオなどでdocomoの中古端末を入手し、イオンモバイルのSIMカードを入れれば、手軽にスマホを利用することができますね。
5分から10分に倍へ・イオンモバイルの10分かけ放題サービスを紹介
・イオンモバイルの10分かけ放題とはどんなサービス?
イオンモバイルでは10分かけ放題というサービスをこのたび導入しました。サービス名の通り10分以内の通話であれば、無料になります。しかも何度でも10分以内の国内通話は無料になりますので、よくスマホで電話する人にはオススメです。
もし1回あたり連続10分を超えて通話すると、10分以降は30秒10円の通話料がかかります。通常スマホで通話する場合、30秒20円ですから半額で済みます。
この10分かけ放題サービスは、国内通話であればだれでも適用されるサービスです。相手がスマホはもちろんのこと、携帯電話・固定電話関係なく10分間無料です。ただし国際電話はかけ放題サービスの対象外となるので注意しましょう。
国際電話は10分間無料にはならないものの、従来のスマホによる通話よりもお得です。というのも30秒一律10円で通話できるからです。国によって異なるものの、大体30秒20円台から高いと100円近くかかる地域もあります。そう考えると、かなり電話料金を節約できます。
国際電話をかける場合、相手の国番号と電話番号を入力すればいつでも通話可能です。ただしアプリを使って通話できる地域は32か国に限られます。イオンモバイルのホームページで対象地域の一覧が掲載されているので、かけようと思っている地域が該当するかまずチェックすることです。
イオンモバイルの10分かけ放題は、従来の自分の電話番号を使って利用可能です。つまり電話をかけた相手のディスプレイには皆さんの今までの電話番号が表示されますので、スルーされる心配はありません。しかも従来の電話回線を利用しているので、IP電話で時折起こる会話がとぎれとぎれになるなどのトラブルもなく、快適な通話が楽しめます。
かけ放題の時間を倍に延長したイオンモバイル
イオンモバイルではこのかけ放題のサービスは今までも提供していました。
しかし従来、5分間かけ放題でした。これが2017年7月1日から10分間と倍に延長されました。ちなみに無料通話の時間が倍になっても、月額料金は5分間かけ放題の時と同額です。つまりよりお得にスマホを使った通話ができるわけです。
5分からかけ放題が10分に拡大した場合の通話料金のお得度についてシミュレーションしたサイトもあります。その情報に基づくと、1回あたりの通話料金が10分に拡大されたことで最大216円もお得になります。すると毎日10分間の通話をすると仮定した場合今までと比較して、1か月当たり6000円以上も節約できるわけです。
イオンモバイルでは7月から10分かけ放題の他にも、新サービスをどんどん打ち出しています。例えば持ち込み保証があります。イオンモバイル通信サービスに契約するときにスマホ端末の水漏れ・破損をはじめとした故障をすべて補償してくれるものです。Android550円・iPhone650円月々かかりますが、日本国内で使用できるスマホ・タブレットすべてが対象となります。
さらに無料貸し出しも実施しています。イオンモールで提供するサービスで、即日契約にて無料でスマホのレンタルが可能という内容です。最大1週間使用できるので、「イオンモバイルに興味があるけれども使いやすいかどうか気になる」人がお試し感覚で利用するのにオススメです。日本全国216店舗のイオンモールでサービス提供しているので、近くの店舗でレンタルできるでしょう。
イオンモバイルのかけ放題を利用したい!流れを紹介
イオンモバイルの10分かけ放題を利用するのなら、まずはイオンモバイルへの申し込み手続きをしましょう。イオンモバイルに新規契約したら、イオンでんわというアプリをダウンロードします。イオンでんわはiPhoneでもAndroidでもどちらでもインストール可能です。もしすでにイオンモバイルと契約しているのであれば、アプリをいきなりダウンロードして構いません。
実際の通話の方法も簡単です。スマホの画面からイオンでんわのアイコンを選択して、起動させます。あとは通常のスマホの電話機能と一緒です。連絡したい相手の電話番号を入力して、発信すれば通話できます。
よく会話する連絡先であれば、アドレス帳に登録すれば、そこをタップするとすぐに発信できます。また皆さんが使っているスマホのアドレス帳と同期する機能がありますので、いちいちアプリに連絡先を入力する必要はないです。逆にイオンでんわアプリで登録した連絡先は、スマホのアドレス帳にも登録されます。
イオンモバイルの10分かけ放題サービス利用の注意点
イオンモバイルの10分かけ放題を利用する場合、いくつか注意すべきポイントがあります。まず一部通話できない番号のある点です。110番や119番などの3ケタの番号・フリーダイヤル・0570で始まるナビダイヤルは通話の対象外です。通常のスマホで通話できますが、10分かけ放題は適用されません。
またイオンモバイルと解約した・MNP転出した場合、かけ放題サービスは利用できなくなります。解約した段階で先ほど紹介したイオンでんわアプリも通常利用できなくなります。場合によっては、解約・MNP転出後でもアプリが一時的に利用できることもあります。ただしこの時、アプリ利用にかかわる料金が請求されますのであらかじめ理解しておきましょう。
イオンモバイルがおすすめな人はこんな人!▼まとめ
イオンモバイルは、なんといっても契約や解約が手軽であるということが魅力的な格安SIMです。
そして維持費も安いため、多くの方が契約においては満足できるのではないでしょうか。
データ通信sim | 音声通話sim | 最安でのデータ容量 | |
---|---|---|---|
![]() イオンモバイル |
480円~ | 1130円~ | データSIM:1GB 通話SIM:500MB |
店舗が多いので直接相談したい場合など便利(離れて住んでいる親などにも安心か) 店舗に出向けば即日でのMNPも可能 設備は大手のIIJmioと同じなためスピード・安定度なども安心 プランが豊富で選びやすく、全体的にコスパも良い |